もはや家に欲しい! 心ゆくまで自分だけのサウナが楽しめる、「ソロサウナtune」へ。
いま、空前のサウナブーム。筆者もこのブームにのって数年前からサウナにハマったひとりだが、ここ数カ月、その人気ぶり肌身で感じている。私は女性なのでまだ空いているほうだが、サウナーに人気の銭湯は、週末になると番台の前で順番待ちをしている男性であふれている。コロナウイルスの影響で人数制限をしているサウナもあり、浴室内でも裸で行列ができている(らしい)。
神楽坂にオープンする「ソロサウナtune」は、そんな問題とは無縁の新しいスタイルのサウナ。ひとりもしくは同性同士なら3人まで入れる予約制のスタイルで、個室のそれぞれにサウナとシャワー、ととのいイスが用意されている。(サウナーなら誰しも気になると思うが)水風呂がないことが気がかりだったが、サウナ好きの筆者はもちろん即座に体験を申し込んだ。
結果から言うと、水風呂がなくてもきちんと「ととのった」。サウナ界で有名なサウナ師匠こと秋⼭⼤輔さんが監修しているだけあり、シャワーの温度や、外気浴のような感覚を味わえるエアコンなど、細かなところまで考えつくされている。たまに「このサウナをつくった人はととのったことないんだろうな〜」とガッカリすることがあるだけに、サウナーの心理を知り尽くしていることにお礼を言いたいくらいだ。
そして、なによりも素晴らしいのがひとりの贅沢な時間。室内をビショビショにしても誰にも怒られず、自分のiPhoneをつないで好きな音楽を流すこともできる。いまコロナウイルスの影響でサウナ内での会話を禁止しているところがほとんどだが、友人と訪れれば気兼ねなく話もできる。フィンランドで体験したサウナのような、あるがままにリラックスできる空間だった。(フィンランドと日本のサウナの違いについてはこちらの記事を読んでほしい)
1時間3800円(税込)、銭湯のサウナの約5倍という強気の値段設定だが(2021年1月31日までキャンペーンで税込3300円)自分のペースで心ゆくまで入ることができると考えれば安いかもしれない。そして、小さなスペースにギュッと機能が詰まっているので、このサイズ感ならばもはや家にサウナをつくりたい……とも思った。先日、大阪府池田市の市長が市長室にサウナを置いていたことが問題になったが、サウナにハマると、1時間でも時間があれば入りたい、そんな「人を狂わす」魅力がサウナにはあるのだ。
コロナ感染防止にももちろんだが、体型が気になる、タトゥーがあるからサウナに行けない、そんな人たちにもニーズがあるに違いない。サウナ界の新風「ソロサウナtune」は、「ととのう」を知らない人にも、知っている人にもおすすめのスポットだ。(編集MI)
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ソロサウナtune
東京都新宿区天神町23−1 ( UNPLAN Kagurazaka1F )
TEL:なし
営業時間 : 10時〜23時(⽔曜⽇のみ8時〜23時 )
不定休
www.solosauna-tune.com